街を歩くと、あちらこちらに並ぶハロウィングッズを見かける季節になってきましたね。


 今回は、ハロウィンに苦い思い出のある女性のエピソードをご紹介しましょう。



◆不倫デートの定番は自宅
 斉藤茉里さん(仮名・27歳・契約社員)は、昨年の7月から上司のAさん(36歳)と不倫関係にあります。


「今まで不倫なんてしたことなかったのですが、コロナ禍で友達にもあまり会えず、彼氏もいない寂しさからいつのまにか、まめに気楽なLINEをくれるAとそういう関係になっていましたね」


 だいたいは茉里さんの部屋でデートする事が多いそう。


おつまみを買ってきて、いちゃいちゃしながら2人でハマってる連続ドラマを見ながらビールを飲むのが定番でした」


◆彼にハロウィンパーティーをしようと言われて
 ふとAさんに「奥さんに、どこで飲んできたのって怪しまれないの?」と聞いてみると「最寄り近くのコンビニ缶ビールを買って、飲みながら帰ってるから大丈夫」との返事が。


「私は、奥さんからAを奪いたいという気持ちは特になくて、とにかくバレずに上手くやって欲しいと考えてました。慰謝料請求とかカンベンして欲しいので」


 そんなある日「もうすぐハロウィンだから2人でパーティーでもしようよ」とAさんから誘われました。


ハロウィンパーティーなんてやった事がないので、正直何をしたらいいのか良く分かりませんでしたが…私はお菓子作りが趣味なので、サプライズかぼちゃプリンケーキをAに作ってあげようと思いつきOKしたんですよ」


コスプレ衣装持参で写真を撮る彼に…
 そしてパーティー当日、いつもより少し豪華なおつまみスパークリングワインなどを用意してAさんを待っていると…。


「大きいドンキのビニール袋を持ったAがやって来たので、何を買ってきたの?と見てみたら、セクシーな悪魔のコスプレ衣装と、バニーガールの衣装で、え?と思いました」


 そしてスゴいテンションで「茉里ちゃんに絶対似合うよ!早く着てみてよ!」とはしゃぐAさん



「全く気は進みませんでしたが、Aが喜ぶならと仕方がなく悪魔の衣装を着たら…今度は写真を撮るからセクシーポーズをしてとローアングルからスマホカメラでのぞきこんできたので、頭にきてつい『やめて!そんなの奥さんに頼めばいいでしょ』って言っちゃったんです」


 すると「そんな事、頼める訳ないだろ?怒られちゃうよ」と冷めた目つきのAさんに言われたそう。


プリンケーキを彼の顔面にぶつけて家から押し出し
「その言葉に傷ついてしまった自分がショックで…なんの根拠もないのですが私は不倫に深入りなんてしないで、割り切れるって思っていたんですよ」


 それと同時に「じゃあ私には何をしたっていいと思っているの?」という怒りの感情があふれて止まらなくなり…。


「『私だってそんな事されたら怒るわ!バカ!』と冷蔵庫からプリンケーキを持ってきてAの顔面にぶつけました」


 顔がドロドロで前がろくに見えないAさんを玄関から押し出すと、尻もちをついた状態で「ごめん…」と謝られたそう。


「少し胸がズキンとしましたが、Aにカバンや、バニー衣装が入ったドンキの袋、靴を投げつけて『もう連絡してこないで』と玄関を閉めたんです」


コスプレ衣装をゴミ箱に放り投げた



写真はイメージです



 奥さんの事はちゃんと1人の人間として尊重しているのに、茉里さんの事は平気でないがしろにするAさんの行動が許せませんでした。


「でも私だって不倫なんかして、悪い事をしているからこんな目に遭っても仕方がないんだと泣きましたね」


 そんな時にふと鏡に映る自分の姿が目に入り、その情け無い姿に虚(むな)しさを覚えたそう。


「すぐに悪魔の衣装を脱ぎ捨てて、ゴミ箱に放り投げました。こんな事、親友にも愚痴れないし、孤独を感じながら、眠りたいのに眠れない日がしばらく続きました」


ハロウィン商品を見かけるとほろ苦い気持ちに
 それ以来、会社でAさんと会うとたまに寂しそうな目で見つめられる事もありますが、素知(そし)らぬ振りをして過ごしています。


「立ち直るのに少し時間がかかりましたが、あの日に関係を断ち切って本当に良かったなと思っています」


 それ以来、お菓子売り場などでハロウィン商品を見かけるとほろ苦い気持ちになってしまうそうです。


<文&イラスト/鈴木詩子>


【鈴木詩子】漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラー棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter@skippop





(出典 news.nicovideo.jp)

奥さんと不倫相手とは別のものを求めますね

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